第2章 星霊機

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「どう見てもスマホのような」  勇姫は祖父からもらった星霊機をじっと眺める。  メーカーのロゴだろうか変わったマークが背面に印された白いスマホ、変なのは電話帳になぜか桃次と茨木がすでに登録されている事くらいだろうか。 「これって茨木先輩なのかな、連絡先聞けなかったんだけどな」  桃次の番号はとりあえず無視して茨木黒斗の電話帳を開く、登録されている写真は確かに今朝出会った茨木先輩である。誕生日と住所まで登録されている。  これはなんだろ、勇姫は写真の隣にある円グラフのようなものを見付けてタッチしてみる。 「友達リスト?」  何のグループかはよくわからないが色分けされた人の名前が出てきた。 「マニュアル‥‥は面倒だしいっか、使ってたらわかるよね」  ゲームだろうかアプリが1つ登録されている。名前は【戦国SEVEN†SWORD】歴史バトルゲームなのか、勇姫は興味がないので放置して電話帳に友達を登録する事にした。 「なんだろ‥このグループ分け?」  友達の数人は茨木と同じくすでに登録されていた、そして登録されていたメンバーがオーナーページの円グラフに色分け登録されている。
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