第1章 ケモノとケダモノ

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「身体は正直だな、やめてほしいなんて嘘つくなよ」 「バカ言わな‥ひゃう!!」  男に固くなった胸の先端を弄られ勇姫は変な悲鳴をあげてしまい顔を赤らめる、今からもっと恥ずかしい事をされるのだが電車内で変な声をあげるという行為が勇姫にはまず恥ずかしく感じたのだ。  恥ずかしさから頬を赤らめた勇姫と男の視線がぶつかり何故か男も顔を赤くする。 「お前名前は?」 「はぁ?痴漢に名乗る名前はない」  勇姫は冷静になろうと強気に返す、男は少しさみしそうにうつむいたがすぐに顔をあげ優しく唇を重ねた。  勇姫にとってファーストキスだったが勇姫はなぜか嫌だとは思わなかった‥そのキスは優しく温かく感じた。 「お前ケモノなのか?」 「はぁ?ケダモノはあんた達でしょ、電車内でこんなことして」 「ケダモノじゃなくて?ケモノだ、わからないのか?」 「まったく違いがわからない、何が言いたいの?」 「‥‥俺とお前が会うのが運命だった、その可愛いしヤらせろって事だ」  意味がまったくわからずポカンとする勇姫を男は抱き抱えると電車内のトイレへと勇姫を連れて行き、勇姫の下着に手をのばす。
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