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青年は、そっと寝室に降ろされた。
海晴は仕事があると、家に戻り、
瞬と武蔵も続くパーティーは辞退した。
後ろ盾のない子供が居たところで、
ただ暇なだけだった。
瞬は、初代預かり屋と、
自分の父親に接点があったなどとは、
考えたこともなかった。
家に帰るかと、瞬はホテルを出たところで、
引き返した。
君尋の声が聞こえた気がしたのだ。
でも、
どこにも姿は無かった。
「千都、千尋、千郷」
やはりパーティーに飽きて、
瞬の後ろを付いて来ていた三人は、
瞬の声に目を輝かせた。
「どうしたの?事件?」
ここには護衛がいるからいい、
でも、部屋に残してきた青年は一人だった。
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