”千里の道も一歩から”編_拾参

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  私はその瞬間、ドキッとした。 確かに、あれはやりすぎだったかもしれない。 やんわりと、そして、きっぱりと これは就業時間にすべき事ではない、と教える事も出来た。 なんだか、居心地が悪くて、つい、感情的になった。 私は俯く。 「・・・そう、ですね・・・。 確かに、やり過ぎました・・・。 ・・・。明日、佐々木くんと話してみます。」 鏡はフワッと笑う。 そして、気安い雰囲気で、私の頭をまた撫でる。 「・・・いい子だ・・・」
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