”千里の道も一歩から”編_拾参

18/20
前へ
/40ページ
次へ
  ボッと赤くなって、その手を払う。 「なっ!なでないで下さいっ!!」 なんで?、と鏡が笑う。 私はそう返されると思ってなくて、ドモる。 「な・・な、なんでって?! 当たり前でしょ?私も一応女なんです。 気安く触るのは、やめてください。」 鏡はクツクツと笑う。 「こんなに近くに座っても大丈夫なのに なんで、頭だけはダメなの。」 そう言われてみると、私と鏡の距離は30センチもなかった。 慌てて離れようとすると、鏡が軽くそれを止める。 離してくださいっ、と私が怒る。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加