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ボッと赤くなって、その手を払う。
「なっ!なでないで下さいっ!!」
なんで?、と鏡が笑う。
私はそう返されると思ってなくて、ドモる。
「な・・な、なんでって?!
当たり前でしょ?私も一応女なんです。
気安く触るのは、やめてください。」
鏡はクツクツと笑う。
「こんなに近くに座っても大丈夫なのに
なんで、頭だけはダメなの。」
そう言われてみると、私と鏡の距離は30センチもなかった。
慌てて離れようとすると、鏡が軽くそれを止める。
離してくださいっ、と私が怒る。
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