”千里の道も一歩から”編_拾参

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  集中力の切れた私は、机を片付け始めた。 フッと人の温かみを感じて、振り返ると 鏡が私に覆いかぶさるように立っていた。 そして、耳元で囁く。 「でもね、からかった、わけじゃないよ・・・」 真っ赤になった私を置いて 鏡は、じゃあね、と言って部屋を出て行った。 私は叫びたくなるのを堪えた。 『もうぉ!!!!なんのよっ!!!!』
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