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だが、鏡はそんな私を可笑しそうに見つめ、
余裕顔で上から話しかける。
「研修が終わったら、正社員としてウチに来ない?」
私は跳ねるように鏡を見上げる。
鏡はいつもより数倍優しい笑みを浮べていた。
「君と一緒に仕事、これからもしたいなって思ってさ。
だから、考えてみてよ。
・・・君はきっといい講師になるよ。」
鏡は私に一番の口説き文句をあっさり言って、戻っていく。
「・・・いい返事、待ってるから・・・」
私は立ちつくす。
『私に、講師・・・なんてできるの????』
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