第1章

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『や、やめてよ!何でこんなことするの?』 あぁまただまたやってる 数年前とある会社が開発した1分の一映写機によってゲームは大きく変わった キャラクターは1分の一になって目の前に現れるようになった さらにはAIも進化してるおかげでキャラクターがプレイヤーの言っていることを理解して会話するようになった でもその急な技術の革新に人間はついていけなかった と昨日のテレビの報道番組でおじさんが言っていたけれどあんまり理解できていなかった そう、キャラクターを独占したいと考えるプレイヤーがキャラクターに対して攻撃的になったりしているそうだ。 僕もゲームはやるけどそこまでキャラクターに執着しようとは考えなかった。 だってそれは単なるホログラフィックであって決して本物ではないし、触ることも、温かさも感じることはできない、単なる妄想と変わらない、そう考えている。 しかし世の中にはそう考えない人もいるようで、目の前にいるのであれば本物と考えるのか、たんなる頭での理解の仕方が違うのか これもよくわからないが報道番組でおじさんが言っていた つまりのところ僕はそういう人達に興味がなかった
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