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そこには
私と佐々木が2人で談笑して歩く姿が数枚と
なんと、私が階段から落ちた時に佐々木に助けられた時の写真。
その上に書きなぐったような”インラン!!”の文字。
あの時、佐々木は私を受け止めるため、後ろから抱き止めた。
私は彼の安否を確認しようとそのままの体制で振り返った。
事実はそうだが、その場だけを切り取れば
恋人同士が抱き合っているような、不謹慎な絵、となる。
『・・・・誰が・・・こんな・・・・・』
呆然としていた私の代わりに、私のために
新人の佐々木が憤り、雲の上の上司に歯向かう。
「やましいことは一切ありませんっ!
先生は僕を誘惑するようなことはしていないし、
この写真も先生が階段から突き落とされたのを庇っただけでっ」
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