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外へ出ると、
今にも爆発しそうな佐々木の腕を掴んで
5階の打ち合わせ室に入る。
入った途端、佐々木がFAXを佐野から引ったくり、
怒りを爆発させる。
「なんなんだっ、これ!!!
なんで、由紀ちゃんがこんな事、言われなきゃいけないんだっ!!」
佐野がそれを断罪する。
「貴方のその態度が、柏原講師を追い詰めたとは思いませんか?
どんなに親しんだとしても、
講師を、ゆきちゃん、などと呼ぶのは間違いです。」
しょんぼりした佐々木を私が助ける。
「いえ。私の不注意です。・・・どうか、お許し下さい。」
佐野は疲れたように、ふぅ、とため息を吐き出した。
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