第一章

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『これからお世話になる?いや、お世話をする・・・?桐生晴希です!!よろしくお願いします』 屈託のない、優しげな笑みを浮かべる女の子 そして、その隣で 『桐生は俺の生徒なんだ。高3なんだけどよ、成績も問題ないと思うし、家に困っててな・・・住み込みのバイトにうってつけの人物だ!安心しろ、家庭科はオール五だから!』 なんて、笑いながら俺の肩を叩いてくる高木 俺は、見開いた眼のまんま 「え、女の子なのかい?」 第一声として、何とも失礼な言葉を吐いていた 『どう見ても女だろ』 高木は、めんどくさそうに頭をかいて俺を変な目で見てくる 「いや、女の子はまずいだろ!」 俺がそういうと高木は 『別に、手出さないだろ?そこらへんはしっかりしてるし』 なんて、ケラケラ笑いながら言ってくる
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