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私は思わず後ずさる。
「あ、え?あの、職務経歴にも記入していますが
一応3年間メンテナンスを担当していたので
相当特殊でなければ、対応できると思いますが・・・」
佐野が私の手を掴む。
「由紀さん、お願いっ!助けて・・・」
私はコクコクと頷いた。
「は・・・、はい・・・」
その後の鏡の対応は物凄く早かった。
江田に連絡し、私の了承済みで
別の案件を2週間程度任せたいと伝え、OKを貰った。
ただでさえ、
破格の時給だったのに、鏡は手当てまで約束してくれた。
私は前回の失態を挽回すべく、頑張ろう、と心に決めた。
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