不幸予告

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その日のお昼休み、 着信してたメールを見て心配になった。 ”今日、病院の階段から落ちた”   差出人は現在産休中の先輩。 病院とかだったら迷惑かな、 と思いつつ、 メールを送ってきたってことは 大丈夫なのかとも思い、 電話を掛けてみた。 『もしもーし』   メールの内容の割に、 先輩の声は妙に明るい。 「先輩!?大丈夫なんですか!? 階段から落ちたって……」 『えー? 踏み外して二、三段落ちただけだから。 おしりがちょっと痛い以外、 赤ちゃんも私も無事ー』 「え、あ、そうなんですね。 よかったです」 『てか、愛実(えみ)、 なんで私が階段落ちたって 知ってるのー? ついさっきのことなのに』
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