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一番乗りだろうと警備に鍵を取りに行ったが、
既に貸し出し中だった。
不審に思いつつ、急ぎ足で研修室へ向かう。
ガラッ
研修室には、山下、がいた。
「あ、せんせ、早いね。」
「ええ、山下くんこそ。どうしたの?」
はは、と山下は力なく笑った。
「俺のチーム、進捗がやばいんだよねぇ・・・
みんな一杯だから、作業が振れなくて・・・」
「ちょっと見せて。」
進捗表を見て、私は唸った。
確かに振る相手が居ない・・・
ここまで進捗が滞るメンバーではないはずなのだが
どうも女子メンバーの動きが悪い。
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