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「森さんと坂上さんの、難易度高いの?」
いや・・・、と山下は口篭って、何も言わなかった。
「判ったわ。
今日、私が2人の進捗を確認する。
山下くんは渡せるように2つ用意して。
貴方の進捗もこれ以上引っ張られると、取り返しつかないよ。」
分りました、と山下は頷いた。
1度立ち去りかけた私だが、山下に声を掛ける。
「余計なこと、言ってもいいかな?」
え?、と山下が振り返る。
きょとんとした表情が、童顔の山下が余計幼く見える。
あのさ・・・、と言いかけて、
なんと言えばいいか迷ってしまった。
山下は首を傾げたまま、私を見ていた。
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