発芽

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「何それ! せっかく買ったのに!」 龍輝は私の手にあったプレゼントをとり生意気な笑みで 「う―そッ♪ありがたくもらいます!」 …えっ? 龍輝は不思議そうな顔で 「お―いッ! どしたん??」 「……」 変な感覚がしたんだ 誰に言われなくても顔が熱いこと… 誰に言われなくても胸が鳴ってること… 「朱紗…?」 「何もないし! ってか、私にもプレゼントちょうだいや~」 龍輝は腕くみをし 「う~ん… いいけど…がっかりすんなや?」 私は少し考えて 「…うん!ちょうだい☆」 龍輝はピンクのプレゼントを私に渡した 「あ…りがとッ♪」 龍輝はまた笑って 「おうッ! メリークリスマス♪」 「メリークリスマス…♪」 こうしてクリスマスパーティーが終わった 後片付けがとっても大変だったけれど… 後片付けが終わったあと、お母さんが庭に出ていた 私は楽しそうに笑って水やりをするお母さんに聞いた 「どしたん?」 「ん?芽が出たみたいやで!」 私にも自然と笑顔が浮かんだ 「嘘!!!どれどれ??」 そこには小さいけれど、ちゃんと芽が出ていた 私はお母さんに言った 「良かったやん! 早く花咲くとええなぁ☆」 お母さんは嬉しそうだった もちろん私も嬉しかったんだけどね♪
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