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「俺さ、お前達がイジメられてるの知ってた。だけど、見て見ぬふりをしてたんだ。お前達を庇う事で、次は自分が標的になったらって思ったら勇気が出せなかった。ズルいだろ?俺って。」
ズルいなんて、
勿論思いません。
だから、正直な気持ちをショウくんに話しました。
「そんな事ないよ?現に今日だってこうして庇ってくれたじゃん!それだけで、十分だよ。感謝してる。本当にありがとう、ショウくん!」
ショウくんは、
何だか煮え切らないような
顔をしていましたが、
ショウくんのしてくれた事を思えば、
イジメられていた事なんてどうでも良くなっていました。
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