第4章~初体験~

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和也さんの言葉は、 いつも的確で、優しく諭してくれて、 言葉の中に優しさがあって、 荒れた心を包んでくれるような、 そんな力がありました。 「おーい!また考え事してんの?顔真っ赤だぞ?そろそろ上がろっか?」 どうやら、 またボーッとして いたようです。 思いのほか、 長風呂をしたせいか、 体中真っ赤になっており、 足元が於保つかず、 ふらふらとしながら上がりました。 そして、 お風呂から上がり、 テレビを観ながら、お茶で乾杯をし、 一息ついていると、和也さんが部屋を暗くし、ベッドの上へと移動しました。 暗がりの中、 和也さんの姿は良く見えなかったのですが、何やらベッドをバシバシと叩いています。 要するに、 ベッドへ来い! という事らしいです。
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