第4章~初体験~

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ある日、 以前から約束をしていた アウトレットへ遊びに行ったんです。 その日も、 とても楽しくて、 このまま帰りたくないな。 もう少し一緒に居たいな。 そんな風に思っていると、 「夕飯食っていかない?大事な話しがあるんだ。」 そう言う和也さんの顔は、 何かを決意したような顔をしていて、 それでいて、どこか寂しげでもありました。 大事な話しという言葉に 一瞬チクリと胸が痛む作者。 「もしかして別れを切り出されるんじゃ…」 いつだって、 自分に自信を持てない作者は、 こういう時、悪い方向にばかり考えてしまいます。 それでも、 大切の人からの大事な話し。 聞かない訳にはいきません。 気持ちとは裏腹に、 兎に角明るく返事しました。 「いいですよ!ちょっとお腹空いたので、ファミレスに行きましょ!」
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