第4章~初体験~

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ファミレスに着くと、 次々と食べ物を注文し始める和也さん。 いつも通りの光景ですが、 どこか、いつもとは少し違った空気が流れる二人。 注文を終え、 体勢を整えると、 ついに和也さんは話し始めました。 「あのさ、さっきも言った通り、実は大事な話しがあるんだ。」 和也さんは 珍しくも緊張した 様子でした。 その様子から、 ただ事ではないのだと 既に分かってはいたのですが、 ここで取り乱す訳にはいきません。 冷静を保つのに必死な作者。 「なんですか?なんでも聞きますよ?」 出来る事なら、 聞きたくなかったです。 心では必死にNOを訴えているのに、 口から出た言葉は気持ちとは裏腹な言葉でした。
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