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「お前の涙が移ったわ!なんで、俺まで泣かなきゃいけないんだよ!最後くらい、笑顔でいさせろよ!」
そう言って、
頭をポンポンと叩いた後、
そっと抱き締めてくれました。
「頑張れよ?」
「和也さんも…」
「じゃあ、行くわ!」
「…はい。」
大きい荷物を抱え、
搭乗口へと向かう和也さん。
その姿を目に
焼き付けるように、
和也さんの姿が見えなくなるまで、
見送りました。
「和也さん、お元気で。」
そう、
心の中で呟きながら。
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