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それは、俗に言う「悪ノリ」というやつで。
「おーい、鈴木ってこの漫画も読まないのかー」
そう言う僕の幼馴染みの机には、今中高生の間で人気のある漫画。
「あ…、うん。だって、それってさ、」
内容はかなりやばい(らしい)。
主人公ととある解剖事件とかを辿って真実に辿り着く、みたいな感じらしく、
僕みたいな人にとっては目も当てられないようなものだとか。
まぁ、僕もそういうのは苦手だからストーリー曖昧だけど。
「まぁ、ちょっとだけ見てみろよ!」
そうして僕の前に出されたのは、
「…うわぁぁあああ!!!」
その巻で、1番駄目なシーンだった。
腰を抜かした僕に、彼は謝って手を差し伸べてくれたが、僕はしばらくその画像を忘れることができなかった。
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