”千里の道も一歩から”編_弐拾漆

11/13
前へ
/40ページ
次へ
  蓮は、1,2歩後ずさり、 暫くそこで立ちつくした後、立ち去った。 私は流れ出した涙を止めることが出来ず、暫くそこで隠れていた。 私は腫れた目を隠すように俯いて部屋まで帰った。 ・・・蓮の言葉は嬉しかった・・・ でも、もう傷つきたくない・・・ もし蓮の胸で眠る安心を覚えてしまったら もう、1人で立っていることはきっと出来ない・・・ 『きっと、彼の全てが欲しくなる・・・』
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加