”千里の道も一歩から”編_弐拾漆
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蓮の思いは気まぐれに過ぎない。 だが、その気まぐれを思い出と片付けられるほど 私は強くないし、この感情を割り切ることもできない。 蓮が渡したメモをクシャと丸めて、ゴミ箱に放り投げる。 メモはゴミ箱の淵に当たって、床にコロンと落ちた。 はぁ・・・、と深いため息を吐き出し、ベットに転がる。 『ダメ・・・。 絶対に、ぜったいに・・・ダメ・・・・』
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