3人が本棚に入れています
本棚に追加
蓮が何を言わんとしているのか分からなくて、
私は首を横に振った。
そして、誤解しそうになる甘い言葉に
ただでさえ限界まで高鳴った鼓動が耳に響くほど大きくなり、煩い。
また、勘違いしそうになる自分を必死に押さえ込む。
「・・・冗談はやめてください。」
蓮は私に一歩近づく。
「なんで?なんで、冗談、になる?」
私は一歩下がった。
だって・・・、と続けるが、言葉が続かない。
蓮は私が取った距離を埋めようと更に前に出る。
「三回しか会っていないから?そんなこと、関係ある?
・・・僕は君ともっと一緒にいたいと思った。
君を知りたいと思ったし、僕を知ってほしいと思った。」
最初のコメントを投稿しよう!