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「あの頃のことを思い出すと、体がうずいて仕方がないの……」
しゃなり、しゃなりと私の方へ近付いてきた仙さんは、自身が纏っている和服の襟に手をかけると、おもむろにガバッと着物をはだけた。
その下から出てきたのは……
「さぁ、跪きなさいっ!!
このMムシがっ!!」
「ぴぃぎゃぁぁぁあああああっ///」
女王様のご衣裳……
黒のボンテージだった。
私は思わず、女王・仙サマへ鞭を差し出す。
しとやかな着物を脱ぎ捨てながら鞭を手にした仙サマは、うっとしとした表情で鞭に舌を這わせると、容赦なく御師様に鞭を繰り出した。
御師様の口から飛び出してくる悲鳴はもちろん、『嬌声』と呼ばれるものである。
「期限までに仕事ができ上がらないなんて、人間として最低じゃないっ!!
クズなの?
あなた、クズなの?」
「もっ……もっと嬲ってぇっ!!」
「うるさいわよ、このクズっ!!」
「ピィギャァァァアアアアアアアッ!!」
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