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「あぁ……悦い……っ!!」
私は御師様の部屋のふすまの前で正座したまま、困惑していた。
「はぁ…あぁ………っ!!」
御師様は、確実に中にいる。
なぜならこのあられもない嬌声は、間違いなく御師様の声だからだ。
「もっと……もっとぉ……っ!!」
しかし、こんな真っ昼間から嬌声を上げているとは何事か。
そしてそんな相手がいたとは何事か。
「そんな……選べなんて、無理ぃ………っ!!」
どんなお相手とよろしくやっているのかというのは、非常に気になる。
あんな変人でドMなヘムタイ御師様を相手取る女性というものを、ぜひ拝んでみたいとは思う。
しかしよろしくやっている現場に乱入しようと思うほど、空気の読めない人間にはなりたくない。
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