3S・1M・クールビズ

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「そっちのお楽しみかーいっ!!」  次の瞬間、私はふすまを蹴破って御師様の部屋に踏み入っていた。 「こ、胡蝶、落ちけつっ!!  4Pなんてハードプレイは……っ!!」 「しませんからっ!!」  案の定、中にいた御師様は私が想像していた『お楽しみ』とは別のもので愉しんでいた。  いつも通り漆黒の着流しを纏った御師様の体には荒縄が巻かれ、今まさに亀甲結びにされようとしている。  それを手にしているのは、深紫の着物を粋に着こなした美女。  もう一人部屋の中にいる人物は、両手に蝋燭を持っている。  私の乱入に驚いたのか、フサフサの尻尾が動きを止めていた。  確かに乱入すれば4P……  ではなくて。 「お客様でしたか」 「いーよーさーんっ♪」  犬耳犬尻尾に水干姿の少年は、手にしていた蝋燭をポイッと投げ捨てると私に突進してきた。  柴色の尻尾がブンブン揺れている。
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