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初陣編_肆
結局、神田とは上手いコミュニケーションの方法を
見つけることができず、時間だけが流れる。
夏の暑い日差しに辟易とする頃、私は諦めた。
神田に積極的に話しかけてみたり、昼食を一緒にしたり
残業中に差し入れをしたり・・・
思いつく手段は片っ端から試した。
だが、神田は頑なに私を拒絶した。
とにかく、物1が上流である以上、無視することはできない。
私は神田になんとか了承を得て、
矢田と定期的に打ち合わせを設けた。
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