初陣編_肆

1/30
前へ
/40ページ
次へ

初陣編_肆

  結局、神田とは上手いコミュニケーションの方法を 見つけることができず、時間だけが流れる。 夏の暑い日差しに辟易とする頃、私は諦めた。 神田に積極的に話しかけてみたり、昼食を一緒にしたり 残業中に差し入れをしたり・・・ 思いつく手段は片っ端から試した。 だが、神田は頑なに私を拒絶した。 とにかく、物1が上流である以上、無視することはできない。 私は神田になんとか了承を得て、 矢田と定期的に打ち合わせを設けた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加