初陣編_肆

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  物1から3のプロマネは、あくまで、私だ。 進捗の確認やユーザー要件の変更点など、把握する必要がある。 物1で言われたことが、物2、3に影響することも多い。 そうやって、綻びを取り繕い、その場しのぎを繰り返しながら プロジェクトは進んでいた。 それは深夜過ぎ、 いつものメンバーしか残らないような時間だった。 いつものメンバーとは 物1のメンバーと私、リーダーの山田と山内だけ。 間仕切りの向こうで、鏡を含めた数名も残っている。 いつもの深夜のはずだった。 でも、その日はいつも通りに過ぎて行かなかった。 なぜなら、 そんなその場凌ぎの綻びが遂に弾けたから・・・
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