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ありえない、と私は思った。
神田から私に話しかけることは、皆無、だ。
研修中を除いて、彼が私に自発的に話しかけたことはない。
しかも、物1を手放して以来、仕事の話すらしていない。
だが、言った言わないの水掛け論は無駄なことだ。
「・・・何時時点の変更ですか?
変更点の開示をお願いします。」
神田はギリッと歯を鳴らした。
「そんな暇はないっ!!てめぇで勝手にやってろっ!!」
シーンッと場が静まり変える。
吐き出したくなるため息を何とか飲み込んだ。
鏡は口を出さず、私の出方を待っているようだった。
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