1章

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俺の家から徒歩数分の場所にある大きな一軒家、まほの家の前を通る。 「あら、かけるくんじゃない?」 門を開けてひょっこり顔をだしたのは、とても美しい女性だった。 「あ、こんにちわ、おばさん。」 こんにちわと笑うこの女性こそ、まほの母親だ。 岡田美輝(おかだ みき) 元、女子走り高跳び日本記録保持者。昔はその容姿から、美しすぎる陸上選手と言われ、モデルもやっていたそうだ。 いつも優しくて、俺のことを本当の息子みたいに可愛がってくれている。
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