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2章
桜花高校のグラウンド----
「で、なんであんたがここに居るのよ!?」
驚いたように叫ぶのは、学校のヒロインであるまほ。
「今日から陸上部でお世話になる、1年4組の相原 翔です。
よろしく。」
俺のことを囲む陸上部員からは、挨拶代わりの拍手が聞こえてくる。
ただ、一人をのぞいて。
「種目は?」
怒ったように聞いてくるその一人。
「走り高跳び、だそうだ。」
「却下します!」
部長さんの一言にかみつく。
「ま、とにかく仲良くやってくれ。
それじゃ短距離と長距離はアップいくぞ。」
そう言い残し、みんなは走り始める。2人をのぞいて。
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