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「ってことだから、LineのIDを交換して何か情報があれば、それで連絡を取るようにしよう」
「はい」
鷹斗の提案に、美桜はすぐに頷いた。
そして美桜からIDを聞き出して登録する。
「後、このメンバーでグループを作ろう。萌ちゃんは写真が送られてくる度に、そこに貼ってほしい」
「分かりました」
萌が頷いた。
「じゃあ早速、美桜ちゃん。グループを作ってみんなを招待してくれる?」
「はい」
美桜が返事をすると、そのまま作業に取り掛かる。
「所長」
「何だ?」
「まずは萌ちゃんのお母さんを探したいんですけど、どうすればいいかアドバイスをお願いします」
「あのなぁ……まぁいい」
所長は面倒臭そうな顔をした後、もたれて座っていた身体を前に起こした。
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