第3話 島村鷹斗

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「ってことだから、LineのIDを交換して何か情報があれば、それで連絡を取るようにしよう」 「はい」 鷹斗の提案に、美桜はすぐに頷いた。 そして美桜からIDを聞き出して登録する。 「後、このメンバーでグループを作ろう。萌ちゃんは写真が送られてくる度に、そこに貼ってほしい」 「分かりました」 萌が頷いた。 「じゃあ早速、美桜ちゃん。グループを作ってみんなを招待してくれる?」 「はい」 美桜が返事をすると、そのまま作業に取り掛かる。 「所長」 「何だ?」 「まずは萌ちゃんのお母さんを探したいんですけど、どうすればいいかアドバイスをお願いします」 「あのなぁ……まぁいい」 所長は面倒臭そうな顔をした後、もたれて座っていた身体を前に起こした。
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