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佐野はぼんやりととんでもないことを呟く。
「彼の速度で物を考え、
対等に話すことが出来る人がいれば、きっと、
あんな風に苛々しないで済むし、もっと可能性を広げられる。
・・・。
ましてや、リストラの憂き目に遭うことなんて
なかったでしょうに・・・」
「リストラ?!」
ええ、と佐野は頷く。
「鏡は、私と神田の前の会社の後輩なの。」
ああ、と私は頷く。
「確か、
社長の叔父に当たる方が経営してらっしゃるとか・・・」
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