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ガンッ!!!
異様な音に、入り口を見る。
そこには知らない女性が、目を吊り上げ、
凄い形相のまま、こちらに向かってくる。
待機していた看護婦が制止する。
「綾香さま、お待ち下さい!!
このようなことをされては困りますっ」
だが、綾香は逆に看護婦を、おどきなさい、と一喝し、
私の前までやってきた。
そして、その形相にしては、静かに言う。
「・・・アナタね。アナタが、今のオモチャね。」
私は意味が分からず、眉根を寄せる。
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