初陣編_拾肆

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  ガンッ!!! 異様な音に、入り口を見る。 そこには知らない女性が、目を吊り上げ、 凄い形相のまま、こちらに向かってくる。 待機していた看護婦が制止する。 「綾香さま、お待ち下さい!! このようなことをされては困りますっ」 だが、綾香は逆に看護婦を、おどきなさい、と一喝し、 私の前までやってきた。 そして、その形相にしては、静かに言う。 「・・・アナタね。アナタが、今のオモチャね。」 私は意味が分からず、眉根を寄せる。
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