1人が本棚に入れています
本棚に追加
綾香は、キッと私を一睨みする。
「いいこと。忘れないで。
真は私のモノ。
これ以上、その汚い手で汚さないで頂戴。」
言いたい事をいって、綾香は出て行く。
私は疲れ果てて、結に抗議する。
「・・・ちゃんと、誤解を解いて下されば良いのに・・・」
誤解って?、と結は冷笑する。
私は結の変化に少し戸惑う。
「私が、社長にとって特別な相手ではない、と
綾香さん?に伝えて下されば、彼女も安心できたのでは?」
その時、結は
はっきりと蔑むような、冷たい笑い声を落とした。
「私は、綾香さんの誤解、とは、思っていないわ。」
最初のコメントを投稿しよう!