cielo

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「よいっしょ!」 店長が不在のためお店の開店作業で、大きなダンボールを運ぶ月詠。 そんな彼女を翠繧は店の窓から見守っていた。 機密情報を整頓しているため、助けることが出来ないのがもどかしい。 (怪我をしないといいが…) 案の定… 「うわっ!?」 ヨロつき、ダンボールを落としてしまう。 「はぁ…」 本を閉じ、店を出る。 「見てられない」 「な、なんだよ。助けてなんて言ってないぞ!で、でも…ありがと」 「…重い物は男に任せろ。次からは助けてやらん」 翠繧はそう言いながらも、店長が戻るまでの間開店作業を手伝うのだった。 ※自分の店の仕事が溜まり焦ったのは言うまでもない
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