wolke

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「ふ…はっ…あははは!」 抑えようとしてもきかず、腹を抱えて笑ってしまった。 涙がにじむ目でBeeを見ると、完全に呆気に取られている。 「す、翠繧さん!?」 「いや、小説や漫画でよくあるシチュエーションだが…まさか自分がこの立場になるとは」 クレアシオンのお喋りがうつったかのように、次々と言葉が漏れ出していく。 「いいもんだなこれ、すごい優越感。Beeのナイトにでもなった気分だよ」 「ナイト!?」 また随分似合わないことを言ったものだと、後々後悔することになるのだが…この時はまぁ止まらなかった。 「よし…今日はこのままBeeのナイトでいることにしよう。その可愛い格好で彷徨かれると変な虫がつく」 (翠繧さん…今日、今日…変!!) などという…「変にテンションが上がると完全に子供になってしまう」、翠繧のお話。
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