wolke

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翠繧「Bee」 翠繧の呼び掛けに振り向いた蜂鳥は、彼の姿に目を見開いた。 目の前にいるのは翠繧なのだろうか、そう思ってしまうほど。 長かった髪は肩につかない程度の長さに切られ、瞳は黄金に。 顔立ちもどこか幼くなり、額には大きな傷痕。 数日会わなかった位で、人とはこんなに変わるものだろうか。 蜂鳥「す、翠繧さん?」 翠繧「イメチェンしてみたんだがどうだろう?」 気恥ずかしそうに笑いながら、そんなことを問いかけてくる。 蜂鳥「イメチェン…と言うよりそれは…」 翠繧「やっぱり違うってわかるか」 頬を人差し指でかきながら、翠繧はなんと説明すればいいかを悩んだ。
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