初陣編_拾陸

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  鏡が初めて大声で怒鳴る。 「お前に関係ないっ!!」 その怒気に私は一言も口を挟めなかった。 綾香は鏡に泣き叫ぶ。 「ならば、死ねとおっしゃって。 貴方の妻になれないのなら、私は生きている意味もありません。」   鏡が綾香の肩を抱き、立たせる。 「とにかく、外へ出ろ。・・・話はそれからだ。」 いくらか、冷静さが見れる鏡にホッとする。 すまん、と鏡が私に声をかけ、扉へ向かう。 これは、2人の問題だ。 部外者が立ち入るべきではない。
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