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鏡が初めて大声で怒鳴る。
「お前に関係ないっ!!」
その怒気に私は一言も口を挟めなかった。
綾香は鏡に泣き叫ぶ。
「ならば、死ねとおっしゃって。
貴方の妻になれないのなら、私は生きている意味もありません。」
鏡が綾香の肩を抱き、立たせる。
「とにかく、外へ出ろ。・・・話はそれからだ。」
いくらか、冷静さが見れる鏡にホッとする。
すまん、と鏡が私に声をかけ、扉へ向かう。
これは、2人の問題だ。
部外者が立ち入るべきではない。
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