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やっと泣き止んだ綾香に、鏡は告げる。
「綾香・・・、俺は結婚はしない。
・・・・・・あの家に戻ることはない。
・・・武人と幸せになれ。」
いやです、と綾香は怯えたように首を横に振る。
だが、鏡は静かな眼差しで
ジッと綾香を見つめるだけで頷いてくれない。
綾香は諸悪の根源への怒りが吹き出し、暴走した。
綾香は鏡の腕から飛び出て、カバンから何かを取り出した。
そして、ナイフを私に振り下ろそうとした。
「全部、貴女のせいよっ!!!」
鏡がその腕を止めて、怒る。
「いい加減にしろっ!!!」
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