3 ドキドキのゆくえ

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結局、この時ノブ君と交わした会話はバスケのことだけだったけど、翌日学校でタケ君に言われた。 「昨日、ノブ、行った?」 「え?」 これ、答えてもいいのかな。 タケ君だからいいかな。 「…うん」 「よしよし、よくやった」 「え?」 「アイツさ、先月から言ってたんだよ。14日は塾休む!って」 「え?やっぱり塾、休んだの?」 「うん。実は頼まれてさ。俺が言ったんだよ、塾のセンセーに。八代は今日、熱出して休みです、って」 「……」 「言っとくけどノブに言うなよ?俺、この件に関しては口止めされてんだから!」 「う、うん」 「言わない約束だったけどミハル見てるとなんかさ~、鈍感そうでさ~、男心わかってなさそうでさ~」 図星… わ、悪かったわねー だけど超能力者じゃないんだから! 言ってくれなきゃわかんないことだってあるんだから! …いや、違う。 もしかして、ってわかっていても自信がないんだ。 勘違いだったら、って… そういう女心、そっちこそわかってないよねー
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