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「どうした?トラブル、か??」
はい、と私は俯いたまま答えた。
顔を上げたら、泣いてしまいそうだった。
ホッとした。
怖かった・・・、本当に怖かった。
足早に去られたら、どうしようか、と・・・
自分がしたみたいにすげなく、
全身拒否されたら、どうしようか、と・・・
考えるだけで、怖かった。
そして、背を見せられたら、
私にはその背を追いかけ、声を掛ける勇気はない。
心配そうに覗き込む鏡に
私は慌てて、立ち上がり、エイッと頭を下げる。
「ごめんなさいっ。
この前は、あの・・・。
私、言い過ぎた・・・、かも、しれない・・・」
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