初陣編_弐拾

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  チッと心の中で舌打ちする。 『・・・かも、しれないって何よっ!!!』 何度も、何度も繰り返し練習したのに 結局、土壇場になって、誤魔化してしまう・・・ きちんと謝ろうと思ったのに・・・ 鏡はまるで時が止まったように 私を見下ろし、立ち尽くしている。 『ああっ!もうっ!!!』 全部が台無し。 折角、仲直りしてもらおうとここまで来たのに・・・ もう、穴があったら何処かへ入ってしまいたいっ。
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