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一緒に居る時は、言えないけど。
いつも有難う、永田。
頑張れだなんて、本当は女である私が、私を支えてくれてる永田に、毎日言わなくちゃいけないのに。
いつも永田は、すぐにめげちゃう私に、頑張れと言ってくれる。
きっと、いろんな食材で作った、おいしいご飯が、たまには食べたい時もあるのだろうけど。
「俺は偏食ねぇし」って。
代わり映えしない私の、カレーや麻婆豆腐、美味しそうに食べてくれる事に、改まっては言えないけど。
いつも有難う、永田。
一人になるとね、涙ぐんじゃうくらい感謝してるの。
永田の…。
限りなく広くて…。
限りなく深くて…。
限りなく柔らかくて…。
限りなく温かくて…。
そして、限りなく優しいこの感覚に。
他人は所詮他人だと。
調和なんて、100%取れる訳なんてない。
それが例え恋人同士でも、結婚相手でも。
そんなふうに、私は歪んだ考え方をしていたけど。
永田と居ると、それは違うのかも知れないと思えてくる。
だってこんな私に、明らかに永田は調和しようとしてくれているのが、分かるから。
無理してる?…
無理もたまには、してるよね?…
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