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共闘編_肆
何も決められないまま、コンサート前日になる。
画面越しに見ただけで、崩れ落ちてしまったのに
ステージ上の彼を見たら、私はどうなってしまうんだろう・・・
今週は残業がかさみ、クタクタなはずなのに
眠気は一向に訪れない。
寝るのを諦めた私はベランダに出て
ビルの狭間に隠れた朝日を見ていた。
ほとんど日が昇り切る頃、ようやく私は部屋に入る。
シャワーを浴びて、酷いクマをメイクで誤魔化し
充血した目に目薬を差すと、沁みて痛かった。
そのまま、部屋でぼーっと過ごし、私は昼過ぎにようやく腰を上げた。
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