共闘編_肆

13/13
前へ
/40ページ
次へ
  蓮が壇上から去っても、会場に明かりが戻っても 私はそこから動けなかった。 もう、そこには居ない彼を、ずっと見ていた。 ここを離れた時、 私はもう一度、彼との記憶に蓋をしなければいけない。 ・・・・・・そうしないと生きていけないから・・・・・・・ 人目も気にせず、泣きたいだけ泣いて 私はようやく立ち上がった。 ・・・・・・明日も、ただ、生きるために・・・・・・
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加