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共闘編_玖
鏡のエスコートで、なんとか、無事、車から降りる。
目が眩むようなフラッシュ。
彼らはきっと、とにかく、カメラに収めているのだろう・・・
・・・・体がビクつかないように、おなかに力を入れ耐える。
何とか、難関を通り抜け、会場に入る。
だが、そこから先が、本当の試練、だった。
大勢の中を鏡と離れまい、と一生懸命ついていく。
鏡も人ごみから、ソッと守ってくれる。
チラッと確認するように視線を何度も送り、
私に微笑み、安心させる。
鏡は完璧な、紳士、だ。
・・・私もそれに、合わせなければいけない。
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