共闘編_玖

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  正直に言えば、 人ごみしか目にはいっていないが・・・・ それは言わない約束、だ。 要の後ろに、私と同じように、控えていた女性は 結に似た、トビキリの美人だった。 要が紹介する。 「妻の由香里です。 ・・・子供たちは小さいのでつれてきていませんが また、会う機会も作れるでしょう。」 私は小さく頭を下げる。 「初めまして、柏原由紀、と申します。」 由香里がにっこりと微笑んだ。 「初めまして。・・・やっとお会いできて、嬉しいわ。」 やっと、と言う言葉に?マークが頭に浮かぶが、 ニコッと笑って返す。
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